_ [日常]明けましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします。
_ [日常]雑煮づくり
去年と同じく、早起きして雑煮づくり。 なかなか良い味付けができた。
貰いものの日本酒でお屠蘇を飲んだのだが、これが旨い酒で、ついつい飲んでしまった。
_ [日常]初詣→新年会
地域の旦那集で初詣に行って、そのまま新年会に雪崩れ込む、毎年恒例の流れ。
今年は朝に日本酒を飲んだこともあって、そっちはセーブしてビールばかり飲んでいた。 そんな訳でへべれけになったが、そんなに重症ではない感じ。
日本酒は後に残るんだよね。
_ [日常]午後
帰宅して、年越し蕎麦の残り食べて寝ていたら、いつの間にか、知人が初詣帰りに遊びに来ていた。 挨拶したり、連れてきた犬と遊んだり。
その後、ものすごく久しぶりに、義父と囲碁をした。 大敗したものの、非常に面白かった。 「目」が策源地で、「石」が兵站。 兵站線を切られると、途端に弱くなると考えると、とてもウォーゲーム的な感じ。
ダイレクトメールサービスアトル滝ミリアンペア通信アベニュー
_ [読書感想]子ども兵問題とそれを解決しようと奮闘する日本の若者たちの姿を描く一冊──
インフィニティ様より本が好き!経由で献本御礼。
アフリカにおける紛争を語る上で欠かせない要素がふたつある。
ひとつがAK-47──カラシニコフを代表とする小型兵器の拡散問題。 もうひとつが、本書のテーマである子ども兵の問題だ。
武装勢力によって拉致される。貧困から抜け出すため、やむにやまれずに志願する。
発端はどうであれ、子どもたちが武装勢力により兵士に仕立て上げられるという現実がある。 それだけでも悲惨な話であるが、さらに憂鬱になるのが子ども兵士が大人の兵士よりも残忍であることだ。 彼らは命の尊さというものを理解しない。 理解する前に兵士にされるか、理解していたとしても洗脳により押し潰されるからだ。 戦闘に際して、彼らは麻薬や銃弾の火薬を吸引させられ、興奮状態のまま、虫けらのように人間を殺すことになる。
どのように私は私達に破産を申し立てるか
本書はウガンダで元・子ども兵の復帰プログラムを行なっている日本のNGO「テラ・ルネッサンス」の活動を描いたコミックである。 漫画という媒体ながら伝えられるメッセージは重い。 ゲリラに拉致され、自分の母親の手を切り落とすように強要された少年。 望まぬ相手の子どもを産み、除隊後も生活費を稼ぐため売春をしている少女。
心に深い傷を負った元・子ども兵たちを、テラ・ルネッサンス理事の鬼丸氏や現地駐在代表の小川氏が社会に復帰させるべき奮闘する姿を紹介する。 驚くことに、なんと彼らは30代前半という若さなのだ。 同世代として、そのバイタリティに敬意を表したい。
子ども兵の問題と復帰プログラムの存在を広く知らせるという意味で意義のある一冊だと思うのだが、同時に居心地の悪さを感じざるをえない面もある。 本書には「苦労話」に類するエピソードが登場しないのだ。
元・兵士の社会復帰が簡単なものではない。 実際にDDR活動(=Disarmament Demobilization Reunification:武装解除・動員解除・社会復帰)を行なった伊勢崎氏の著書を読めば、それは理解できる。
graetうつ病
社会が元・兵士を受け入れられるかという問題もあるだろう。 我々の身に置き換えてみれば分かる。 もし、自分の親兄弟を殺した者が近所の人間で、出所後に同じ場所に住むということになった場合、それを受け入れられるかということなのだ。
子ども兵を生み出しているゲリラ組織LRA(神の抵抗軍)については昨日付けで次のようなニュースが報じられている。
アフリカ中部のコンゴ民主共和国(旧ザイール)で活動するカトリック系の援助団体や同国政府は30日、クリスマスの期間中、北東部の地方で隣国ウガンダに拠点がある反政府勢力、神の抵抗軍(LRA)が女性、子供ら住民約400人を殺害したと報告した。
教会関係者も殺害され、犠牲者が増える恐れがある。同民主共和国で活動する国連和平維持軍は犠牲者数を189人としている。子供20人も拉致されたという。
[CNN.co.jp:反政府勢力が約4百人を虐殺と、クリスマスに 旧ザイールより引用]
拉致された子どもたちの何人かは、兵士に仕立てられてしまうはずだ。
政府に国づくりの意欲はあるが、運営手腕が未熟なため進展が遅い国家
とされているが、それゆえの苦労もあるだろう。
見方があまりにもシニカルすぎる、本書の趣旨に合わないという批判もあるのではないかと思う。 しかし、理想だけで夢を実現することはできない。 現実と時には闘い、時には妥協して成し遂げていくしかないのだ。
次巻に続くようであれば、ぜひ、テラ・ルネッサンスが直面した障害と、それをどう乗り越えていったかの足跡を知りたいと思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿